いろいろな活動内容

バウムクーへンの故郷ドイツを訪ねて
梶田広大レポート2012

2012.1.19 ■研修3日目 Part2■ ドイツバウムクーヘン工場見学

バウムクーヘン工場見学(二軒目)へ。

次の目的地、ベルニゲローデにあるバウムクーヘン工場へ。
ベルニゲローデへ車でなんと5時間!!かかりました。疲れました…。

お店がバウムクーヘン!

藤波社長が素晴らしい!と、みんなで感動しました。店内のいたる所がバウムに。
親方の想いが溢れたお店でした。

Harrer Baumkuchen ベルニゲローデ

親方の手作り!

カフェの中央ディスプレイで置かれていたのはバウムクーヘン小屋。
なんと親方の手作りだそうです!
クルクル動きます。本当にバウムを愛している気持ちが伝わります。

▲ここでバウムクーヘンの作り方を説明していただき、私たちにも作業を経験させていただきました。
ハンガリーの焼成機。
ハンガリーの焼成機は小さかった。
バウムクーヘンの焼成機。
この他にも、過去の様々なバウムクーヘンの機械が展示されていました。 不二商会の方はやはり興味深げに見てられました。

Wie der Baumkuchen aus Ungarn zu machen ist
~ハンガリーのバウムクーヘンの作り方~

1. 生地をこねて棒状にしたものを芯にまきつける。
2. 巻きつけた生地にバターをぬる。
3. 砂糖をつける。
4. 焼成

各国のバウムクーヘンが展示されてました!

▲こちらの絵はバウムクーヘンの歴史を絵でたどったもの。

こちらのお店は博物館のようで世界中のバウムの機械や資料が多数陳列されていました。
又、様々な種類のバウムクーヘンがあることを知り、とても勉強になりました。

バウムクーヘンの歴史について・・・

バウムクーヘンは、紀元前400年古代ギリシャのオベリアスで、バウムクーヘンの先祖の一種が礼拝用のパンとして製造していたのだそうです。
作り方は、小麦粉で作ったパン生地を長い紐の形にして木の棒に巻きつけ、直火にかざして焼いていたそうです。
1500年頃から以降、料理人や主婦達がバウムクーヘンを焼き、婚礼用として使われ始め、時が経つとこれが、パン生地に似た生地の中に、蜂蜜や薬味、アーモンド、卵を加えることでお菓子になっていきます。
作り方も心棒の周りに、生地を層にして重ねて巻きつけて焼く製法になっていきます。また、砂糖の大量流通の影響で、一般的に知られるようになったのは1769年以降だそうです。
そして時が経つにつれ、バウムクーヘンに製法と品質特製がそれぞれの地方で成立していったそうです。

種類はベーシックなものとして主に三つに分けられます。

1、コットブザーバウムクーヘン(コットブスのバウムクーヘン)
2、ザルツベデラーバウムクーヘン(ザルツベーデルのバウムクーヘン)
3、ドレースデナーバウムクーヘン(ドレスデンのバウムクーヘン)


上記以外にも様々な種類のバウムクーヘンがあります。もっとバウムクーヘンの配合や製法の歴史について勉強し、こういった背景があって今があるということを思いながら、これからもバウムクーヘン作りをしていきたいです。

人情味溢れる親方。

親方の今でもさらに研究しようとする情熱がすごいと思い、僕自身もいつまでも現役でやれる体・心を持ちたい! とつくづく感じました。
そして、とても人情味溢れる親方でした。

▲そして皆で記念撮影!!
▲ブタの置物をいただきました。
ドイツでは幸福が訪れる動物と考えられているようです。「皆さんに幸福がやってくるように…」こうゆう心遣いも素敵です。

この日の宿泊先はレトロな雰囲気でした。

▲ベルニゲローデの街並みです。
『とても素敵です!』